G320再修理

数ヶ月前、エンジン下部からのオイル漏れやエアコン不調、電動シート故障などで ディーラー修理に出しました。 どれも致命的な故障ではありませんが、この際すべて完全に直してしまおうと依頼。 約10日間の期間を要して修理完了。 快適に乗っていましたが、先日から運転席側のパワーシートがまた故障。 私は不便ないのですが身長の低い妻はアクセルペダルをつま先で操作。 妻は「慣れたから別にこのままでもいいよ」と笑いながら言いますが…。 なにやらこのペダル、軍人が厚底の重たい軍用の靴で操作してもペダルが バタつかないように重くしているとのこと。 確かに踏み応えがあります。 こんな重いペダルを妻がつま先で操作するのはチョット、ということで再修理です。 で、今回の代車はごくノーマルな4ドアセダン。 car1 国産車を代表するメーカーの代表的なクルマです。 スタンダードがどんなものかを知る良い機会。 先入観なしで使ってみて、いろいろ感じるところがあります。 まず、ハンドルが軽い。クルクル回ります。 手の腹をハンドルに押しつけて「おっさんクルクル」ができます(笑) ただタイヤの切れ角は小さめ。 いつもはクイッと曲がれる交差点も大回りになります。 車庫入れやUターンは結構大変です。 乗り心地も快適。 有利なタイヤの影響もあるでしょうが小さい段差などは気付きません。 car2 インテリアもやや安っぽいものの上手く作ってるなーって感じです。 インテリアデザイナーさんに拍手。 ペダルを踏むと「ふぁーっ」という感じでけっこう楽にスピードに乗ります。 ただ、これはいいやと思ってハンドルを切るとぐにゃぐにゃです。 そういえば数年前にレンタカーで乗ったミニバンも同じでした。 どこか壊れてるんじゃないかと思うほどフラフラします。 まぁ危なっかしいくるまを作ったものです。 もしネコか何かが飛び出してきて急ブレーキを踏んだら、 このクルマいったいどこに飛んで行くんだろう。 そんな感じです。 これなら会社で配送に使っている2トントラックの方がよほど安心できる。 たとえば私の乗っているシトロエンなら、 限界はもっと早い段階からゆっくりじわじわ近づいて来るのを感じます。 いまどれぐらい危険かが体感できます。 だから安心です。 だから運転が楽しいし、クルマに愛着が湧きます。 つまるところ、価値観の違いでしょうか。 A、「運転感は楽しめないけど燃費が良くて便利で壊れないクルマ」か、 B、「たまにとんでもないところが壊れるけど運転が楽しいクルマ」か。 きっと国産車の多くは「A」なんだと思います。 消費者もそういうクルマを求めている。 欧州メーカーも頑張って壊れにくいクルマを作ろうとしてるけど、 気が付くと操舵感とか機械性能の追求に気が行ってしまっちゃってる。 メーカーの体質の違いなのでしょうか。 そんなことを上手く表現している本があります。 hyousi この本は、何度か読み返しています。 自動車デザイナーが執筆した文化論的な本ですがこれが結構面白い。 自動車だけじゃなくてモノの価値に対する考え方が新鮮です。 やっぱりクルマは運転して楽しくなきゃですね。]]>

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