引き戸
我が家、早いもので出来上がって一年と少しが過ぎました。 計画から着工まで約一年、着工から竣工引っ越しまで約半年。 合計一年半。 十分な時間をかけて検討して作り上げただけに、、、「満足」です。 いろいろな場面で「うん、ここ、こうしてよかった」と納得します。 そんな我が家が一年で「寒暖の差」と「乾湿の差」を一巡しました。 そこで、何事にも起こりうる初期不良について。 床材、天井材には無垢材を使い、内壁はすべて漆喰塗り。 浴室はユニットバスではなく、建具はすべて製作物。 風雨にさらされる玄関戸や外部軒天材まで見事に無垢材。 意地のようなこだわり。 いわば初期不良の危険性「満載仕様」です。 言い換えれば、初期不良よ来るなら来い、という「挑戦仕様」。 (池下さんをはじめ携わっていただいた方々、すみません。 表現に問題があるかも知れませんが悪意は一切ありません。) そしてここまでの経過は… ・グロエ水栓金具の塗装剥離 ・外部格子戸の電気錠不良 ・エアコン室外機モーター故障 ・リビング入口引き戸の開閉不良 この4点。 すべて、ハッキリと原因が判明していることばかり。 人為的ミスなどによるものではなく機器不良。 再発の可能性もほぼゼロ。 驚異的です。 誰が強運の持ち主なのか。 私か? 池下さんか? いやいや、きっと野々田さんに違いありません(笑) そうは言っても、室内建具の調整は必要です。 特に引き戸。 数えてみると我が家には13枚もの引き戸がある。 御簾戸を勘定に入れると+11枚。合計24枚。 それに対して開き戸は2枚のみ(^_-) これらの引き戸、ホコリや木の膨張収縮で滑りが重くなります。 でも正直言って仕事柄、複雑な気分。 「これぐらいのことで建具屋さんに来てもらうのは申し訳ない」 という気持ちと… 「家に帰った時ぐらい仕事的な事は人に任せてやって貰いたい」 という気持ち。 甘えることもありますが、今回は自分でやりました。 建具を外してガイド溝を削って広げます。 組み付けて、仕上げはガイドレールにシリコングリースを。 スルスルとスムーズに開閉するようになります。 何事も自分でやると愛着が湧きます。 それに、また調子が悪くなったときに原因をすぐに理解できます。 このシリコングリースは色々な場面で活躍します。 泡状のロウみたいな物。 臭いもなくて、ゴムやプラスチックにも使えます。 一家に一本、シリコングリース。]]>