化粧打放しコンクリートの補修実験中

が、作る立場からするとかなり大変。 やわらかな生コンクリートを木材で作った型枠に流し込んで作るのですが、 仕上がりを途中で調節する事が出来ない、言わば「一発勝負」 工程の最後に枠を外して始めて、問題が発生していることに気付きます。 コンクリートの詰まっていない部分があったり、色ムラが出ていたり。 16338954679_0370f13c83_z 16357863278_5175070c6d_z こういう風になってしまった場合、専門の補修業者に依頼することになりますが、 専門業者の数は意外に少なく、わざわざ福岡市から来たりということもあります。 そして補修にかかる費用は高額です。 取引先の建築業者の方々に聞いても皆さん「悩みの種」状態。 ウチの会社で責任を持って処置出来ないだろうか。 まず、今までの仕入ルートや付き合いのある業者の方々に聞きまくります、 次に関連メーカーから資料を集め材料や工法を調査。 ある程度の知識を机上で詰め込んで、いよいよ実際にやってみようということになりました。 実験台になるのはまたもや「自宅」。 まずは目立たないガレージ内側の基礎部分。 16523287012_a07d29ffe2_z プライマーを塗って、 16522812761_7d651b3c65_z 特殊な補修材を塗って、 16336825678_93906b0fdd_z また塗って、 16525035995_061d418f12_z このあと表面のパターン付けをして、試験1回目完成 16337505198_3a0d43de22_z 左が処理前、右が処理済み。 スタッフのA君とふたりで仕上がりを見ながら問題点、改善点の洗い出し。 ただ基本的には自分たちで十分に対応できることはわかりました。 このあとは色々な条件を前提にテストしてみなければいけません。 次は型枠継手や出隅部、木コン周囲に変色が著しいこの壁をきれいにしてみます。 15925250823_32b3e8deef_z はぼ理想の仕上がりになりました。 16400422229_43f3753755_z コンクリート壁面の微妙な色調や自然な色ムラを再現するのは 大変難しい作業ですが、難しい分やり甲斐もあります。 浸透性の撥水剤や疎水剤の塗布もしているので、 外観だけでなく耐久性も数倍アップ。 汚れも付着しにくくなって良い事ずくめです。]]>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする