化粧打放しコンクリートの補修実験中
が、作る立場からするとかなり大変。 やわらかな生コンクリートを木材で作った型枠に流し込んで作るのですが、 仕上がりを途中で調節する事が出来ない、言わば「一発勝負」 工程の最後に枠を外して始めて、問題が発生していることに気付きます。 コンクリートの詰まっていない部分があったり、色ムラが出ていたり。 こういう風になってしまった場合、専門の補修業者に依頼することになりますが、 専門業者の数は意外に少なく、わざわざ福岡市から来たりということもあります。 そして補修にかかる費用は高額です。 取引先の建築業者の方々に聞いても皆さん「悩みの種」状態。 ウチの会社で責任を持って処置出来ないだろうか。 まず、今までの仕入ルートや付き合いのある業者の方々に聞きまくります、 次に関連メーカーから資料を集め材料や工法を調査。 ある程度の知識を机上で詰め込んで、いよいよ実際にやってみようということになりました。 実験台になるのはまたもや「自宅」。 まずは目立たないガレージ内側の基礎部分。 プライマーを塗って、 特殊な補修材を塗って、 また塗って、 このあと表面のパターン付けをして、試験1回目完成 左が処理前、右が処理済み。 スタッフのA君とふたりで仕上がりを見ながら問題点、改善点の洗い出し。 ただ基本的には自分たちで十分に対応できることはわかりました。 このあとは色々な条件を前提にテストしてみなければいけません。 次は型枠継手や出隅部、木コン周囲に変色が著しいこの壁をきれいにしてみます。 はぼ理想の仕上がりになりました。 コンクリート壁面の微妙な色調や自然な色ムラを再現するのは 大変難しい作業ですが、難しい分やり甲斐もあります。 浸透性の撥水剤や疎水剤の塗布もしているので、 外観だけでなく耐久性も数倍アップ。 汚れも付着しにくくなって良い事ずくめです。]]>