始業前点検
25年前のクルマです。 やらないと本当にどこかの行き先で動かなくなることがあります。 重要なのはバッテリーとオイルと水とベルト3本。 必要に駆られてやる点検ですから真剣です。 「どうせ大丈夫に決まってる」なんて思えません。 まずバッテリーは月に一度程度充電します。 「欧州車は電気系が弱い」とよく言いますが、確かに電気に対する依存度が高い。 CCA自動充電モードで充電。 バッテリーの容量に合った電流で自動充電します。 満タンになったらトリクル充電。 これだけで安心感がずいぶん上がります。 次は水。 ちゃんととMAXレベルになっている事を確認。 念の為クルマには5リットルの焼酎用ペットボトルに水を入れて積んでおきます。 いざという時に役立つし、子供たちが海で砂だらけになった時も活躍します。 ベルトの張りと状態の確認。 変にすり減っていたりヒビが入っていないか。 バナゴンT3はリヤのナンバープレートが点検用の扉になっています。 基本メンテナンスはすべてこの小さな窓からできるようになっています。 国産車に無いこういう配慮が素敵です。 最後は一番大切なオイル。 エンジンオイルとATFです。 使っているエンジンオイルはwakosのタフツーリング。 25W-50という硬めのオイル。 熱ダレに強くて真夏でも安定しています。 ATFはwakosハイパーS。 変速ショックも小さくて動力伝達効率も優れています。 いろいろ試した結果このふたつのオイルに落ち着きました。 エンジンオイルが減っていたのでこの日は100CC補充。 入れすぎは禁物です。 これで完了。 あとは下回りを目視確認。コレも結構大切。 以前ブレーキホースのひび割れや、燃料ホースからのガソリン漏れを発見しました。 国産車ではあり得ない症状ですが驚いたり慌てたりしてはいけません。 こういうときは深呼吸して、一回座って考える。 冷静に冷静に。 「なるほど、ガソリンが漏れている」 「さて、どうすれば直る?」ぐらいの心構えが必要です。 そしてたいがいは少しの工夫で直ります。 このバナゴンT3。 巨体のうえ3ATなのに燃費は7〜8Km/L。 高速道路でもここでは書けない十分な速さで走ります。 修理して動く限り。 まだ5年10年は十分行けそうです。]]>