気がかりなこと
これが施工前。 石積みを解体して駐車スペースになる部分を掘削してみると、 こんなコンクリート擁壁が出てきました。 予想外。 というか、こんなこと予測出来ません。 慌てない慌てない。 壊せば良いのです。一日余分に工期はかかりますがそこは努力で短縮。 しかし一難去ってまた一難。 この雨水排水管。 どこからか「根」が入り込んで、水なんて流れない状態。 家の端から端までびっしり詰まっています。 配管を交換すれば時間も費用もかかってしまう。 それも仕方ないかと諦め気味の私でしたが、 職人さんの知恵と経験でチェーンブロックを使って無事に除去。 事なきを得ました。 左官工事や設備工事を終えてアルミ製品の取付の完了。 と思いきや、最後の小さな部品取付を兼ねて完了確認にいったら… ん? フェンスと門扉のルーバー方向が逆さま(°°) なんで? なんでなん? 取り付けたのはメーカー専属の専門職。 原因は直前になって門扉の開き方向を私が変更したことが伝わっていなかったこと。 逆勝手の製品が納品されていたのです。 百歩譲ってその間違いは認めたとしても、 取り付けるときに「おかしい」と思わないものか。 逆さまに取り付けて気付かないの? それでもプロか? なんて嘆く私にお施主様のご主人は諭します。 「仕事をしてると、腹立たしい事がよくあるでしょ」 「年齢を重ねてくると物事に対する許容力が狭くなるんですよ」 お客様にしてみれば高額の製品を逆さまに取り付けられて、 本来ならこちらの不手際に立腹されるのがあたりまえ。 年齢は私の僅かに上だとお伺いしましたが、おおむね同世代。 なんという見識の広さ。 語彙の少ない私には上手く表現出来ませんが、尊敬に値する許容量の大きさ。 その後に頂いた話も難なく頷けることばかり。 歳はさほど変わらないのにこの差は何なんでしょう。 でもでも、やっぱり私は逆さまに取り付けて何事もなかったように帰った職人が理解できない、許せない。]]>